【引締めよう】
シーラチャーのお客様から止めてくれとのLINEには笑った。
タイ現地の記事でシーラチャーを騒がせているのは新型コロナに罹患した人のタイムラインである。
そこにある店名。
「OPPAI Snack」
どんなやねん!とネット上で話題しきりだと。
行った方は正直に名乗り出て欲しいって。。。
言ったところで逝く事になりかねない。
コレを見てしまうとタイもいい加減に「街個人観光客=シモ系」の受け入れを止めたらとお客さんである。
気が付くと我らがタイ工場、その近くの片田舎な街共に超危険エリアの赤色県では無くなっている。
もはやタイのシモ系は日本人の恥。
ひいては日本の恥部とまで言い切っていた。
このお客さまとシーラチャーのカラオケ系に行ったのは何時の事だっけ?
さて、結構な頻度でエリアの危険度が変更され、外国人は対応が大変である。
特に営業担当の駐在員の方は頭を悩ませていた。
お客さんが沢山あるチョンブリ県やラヨーン県が超危険エリアとなっており、移動制限が掛けられている為である。
高速道路にまで検問所を設置する念の入れよう。
呑気に営業活動をして新型コロナ陽性にでもなったら洒落にならないと気を使っている。
さすがに気を遣う営業担当の赴任者だけあって既にPCR検査の陰性結果も得ている。
定期的にPCR検査を受ける予定の様である。
タイの新規感染者が微増傾向にある事が気に掛かる。
シーラチャーの新型コロナ感染源は某ブリュワリーとの事である。
某エビ市場から違法賭博場へ。
そしてこのシーラチャーの某ブリュワリーへと飛び火しタイ人の間に広まったとの見方が強い。
ソレがカラオケの女性に行き日本人へとうつって行ったようである。
挙句はバンコクの日本人までも。。。
やはり某エビ市場の違法労働と違法賭博と「違法」の付く場所での感染は強烈である。
現在タイではタイ人の新型コロナの治療やPCR検査について感染の疑いがある場合は無料である。
しかしこの違法と名の付くところでの感染に関しては、のちに治療費を請求する場合も有るとか言っていたような。
我ら外国人、特に私の様に新型コロナ禍以降にタイに入国した外国人には高額な医療保険の加入が必要になっていたと思う。
私も医療保険に関してはCovid-19の治療も含み無制限の文字を入れた英文医療保険証を在京タイ大使館に提出した。
違法ではない(と思う)が夜街の女性と生活を共にしている人も居ると思う。
羨ましい限りであるが。
その様な方、特に日本人がこの一緒に住む夜街の女性にPCR検査をさせている話も聞く。
万が一感染した時に、真っ先に言われる事である。
例え全く関係の無い場所、社内感染であってもソコは突かれるところになってしまう。
「突くはずが 突かれるところは お釜様。。。」
一句でけた。
時節柄非常に不謹慎な句であると自分でも思う。。。
何にしてもやっぱり身を引き締めよう。
ぷったるんだ身体の50も超え髪も薄く肥えた血糖値の気になるおっさんでもそう思ってしまう。
【ソイカウボーイ思い出】
我らがタイ工場でも当然設備投資も発生する。
そんな中で設備の一部をお願いした会社の日本人と会食をする事になった
タイミングは我らがバンコク買い出しの時である。
当然場所はバンコク。
居酒屋で楽しいひと時を過ごさせて頂いた。
一応表向きはここで解散。
しかし私はこの設備をお願いした会社の日本人の方と共に2次会へ流れた。
この日本人方。
とあるNPO法人にてタイ人の奥様と知り合いとなった後にタイで現地採用として働いておられた。
こうなればバンコクの夜街を熟知しているだろうとご案内をお願いした50も超え髪も薄く肥えた血糖値の気になるおっさんである。
カラオケとの話もあったが、あえてゴーゴーバーをチョイス。
居酒屋から近いところでソイカウボーイへ行く事となった。
1軒目は日本人ならば確実に行った事があるであろうお店。
混雑の激しい時は飲み物を購入後に店内へとなるお店である。
当然私も来たことのあるお店である。
長くバンコクにおられる方がどんな風にゴーゴーバーで遊ぶのか興味津々であった。
しかし、普通に飲むのみ。
たまに言い寄って来る女性もタイ語であしらっていた。
女性をそばに着けてねぶねぶとするものとばかり想像していた私はある意味拍子抜けした。
それともやはり日本人向けとも言われてしまうお店を選び、私の様なバンコク初心者に合わせてくれているのか。
初めの頃と比べると私の中でゴーゴーバーの有り方が変わってきていると思う。
タイ赴任当初は綺麗な女性達が目の前で踊り、そしてそばに着けることが出来る。
挙句は一緒に帰る事も出来るその風俗的な部分が楽しくてたまらなかった。
昔のタイを知る人が「ハッピーゴーゴー」と呼んでいた事を思い出す。
しかし、タイに赴任するといつでも時間があるが故か妙な落ち着きが出てしまう。
ゴーゴーバーに行くが目の色を変えて女性を連れて帰るようなことはしなくなる。
それでもゴーゴーバーへ行く理由。
バーの部分である。
我らがタイ工場でも日本人は私を含めて3名居る。
その3名がバンコクについてもホテルも行動も別々である。
異国の地で仕事をしていると妙に1人に感じる時がある。
その寂しさを紛らわせてくれるのがゴーゴーバーであった。
周りを見れば外国人だらけ。
その群れの中に身を置く安心感。
大きな魚の餌になる小魚の様な私である。
しかしカラオケは個室であったり、ソレに準じるようなソファーであったりと個室的な雰囲気を作り出そうとしていると思っている。
個室では群れの一部である事が確認できない。
それ故に楽しくとも満足できない感じが残る。
最近ではお嫁さん探しはカラオケかなと思っている部分も有り、カラオケに対するスタンスがガチになっており疲れるのを避けているのかも。
そのバーとしてのゴーゴーバーの楽しみ方。
そこに大きく期待していた。
スタートのお店は本当に飲むだけ。
特に何をする訳でも無く、お互いに乾杯以外はお店を移りましょうかと言う話だけであった。
ひたすらに黙々とステージで揺れる女性を眺めるのみ。
それはそれで悪くは無いのだが。
2軒目は狂った様な過激さで売るお店。
店内を動画撮影されてしまい、挙句はソレがタイ人のFBに載り、一時お店を閉めていたと聞いたことが有る。
先ほどのお店では物静かな2人に対し、これまた過激で売るお店をチョイスする不思議。
ひょっとするとこの方はやんやと煩いお店で静かに飲むタイプなのか?
忍者の如くその気配を消して楽しむビール。
ソレはソレで良いのだが。
ソレでは私の希望している方向とは少しだけ違う。。。
このお店も先ほどの1軒目と変わらず乾杯と次のお店に以外に交わす言葉が無かった。
この2軒目を出たところでである。
ふーさんは女性を連れて帰らないのですか?
とのご質問を頂いた。
改めて実はこれこれでと今回のご案内頂いていると目的をお話しした。
すると「なーんだ」とのご回答であった。
この方はてっきり私がお持ち帰り目的だと思っていたようである。
きっちりと話をしないと伝わらない。
思っているだけでは伝わらない。
日本人同士でも全く同じものを見ておきながら違う事を考えている典型である。
湯呑を横から見て長方形と言う方も居れば、上から見て丸と言う方が居るような状況になっていた。
とんだ誤解があった。
再度改めてゴーゴーバーでの飲み方、楽しみ方の参考にさせて頂ければとお願い申し上げた。
それならばと再び1軒目のお店の前を通り、まさにソイカウボーイに戻って行く。
何処に行くのかと非常に楽しみになった。
ゆっくりと周りを眺めながら、女性達のちょっかいも受けながらソイカウボーイを楽しむ。
気が付くとこの日本人の方がスマートフォンを取り出し何やらタイ語で話している。
こんな時間まで仕事の話があるなんて大変だなくらいに思っていた。
通話を終えた日本人の方が一言。
今日はここまでで宜しいでしょうか?と。
いきなり出鼻をくじかれる一言である。
どうしたのかと思ったら、先ほどのお電話はタイ人の奥様からの様である。
何処で何をしていると。
周りはゴーゴーバーだらけの非常に具合の悪いシチュエーションである。
しかし電話に出ないとロクな事が無い。
二者択一の状況である。
お客さんをソイカウボーイに案内していると説明してもギャーギャーと文句を言われたようだ。
お客さんとの会食がある事は奥様に伝えてあった様である。
帰りが遅い事を心配した奥様が電話をよこした様である。
そして奥様の決め文句は「あなたの為にお味噌汁を用意していたのに!!!」と。
コレで電話が切れた様である。
飲んで帰る日本人の旦那の為にお味噌汁を作って待っていてくれるタイ人奥様。
そりゃ私でも帰りますがな。
思えば1軒目も2軒目も何で早く女性を選ばないの的な雰囲気があった様な気がする。
そうすれば即刻帰宅で事なきを得たはず。
悪いのは私か。。。
初めから事情を説明しておけばよかった。
後で思えばこの時はゴーゴーバーでの遊び方よりも大切な事を学んだソイカウボーイであった。
夜街に全く関係の無いタイ人奥様。
それでもこの嫉妬深さと言うか何というか。
美しさだけでタイ人女性をと思っていた私は考えさせられた。
タイ人女性の嫉妬深さは噂に聞いていたが、あくまで金蔓としてだと思っていた。
タイ人女性に夜街が加わった奥様を探そうとしている私。
※私がガチで奥様を見付けられそうなのが夜街だからなだけである。特別窓口を夜街に限定しているつもりは無いのだが。
まさかとは思うが、タイ人奥様との間に子供が出来たら私の愚息は用済みでカットばされるのではと思ってしまった。
縮みあがった愚息ではいつもほどゴーゴーバーを楽しめず帰途に着く50も超え髪も薄く肥えた血糖値の気になるおっさんであった。
場所がソイカウボーイと言うだけの思い出。。。